2004-12-10
_ SDメモリ1GB
Linux Zaurus用に1GBのSDメモリを買いました。やったこと:- fdiskでパーティション分ける
- swap64MB作る
- 残りをext2でファイルシステム作る
- カードを抜き差ししたときに自動マウントするように/etc/sdcontrolを修正する
これだけ容量があればソフト入れるにしても入れやすくてよいです。さっそくemacsとgcc入れました。
2004-12-11
_ P2Pスケジューラ
ちょっと前になりますが、tach氏と話していてスケジューラ(スケジュール管理ソフト)の話題になりました。話した内容をメモ。- Linux Zaurusのスケジュール管理はいまいち使いづらいから使っていない。
- スケジュールは一覧画面でドラッグして時間を移動させたい。これができるのはOutlookしか知らない。HTML+Javascriptでドラッグを実現できないのかな。
- 会社のスケジューラとPDAは連動させたい。Linux ZaurusのスケジューラはOutlookとだけSyncできる。
- サイボウズ使ってる。
- グループでのスケジュールをどう管理するのか?個人スケジュールの重ね合わせではなく、「グループ」を人間として使って共有する方法がある。
- 細かいレベルのスケジュールだけではなくて、プロジェクトレベルのスケジュールと連動したい。
- P2Pでスケジュール管理できると良いね。サーバ置かなくても良いから導入しやすい。RAID的にパソコン5台中2台まで壊れても情報が失われない、とか。
- 即座に全マシンに更新が反映する訳じゃないから、更新が競合するかもしれない。競合した場合はCVSみたいに選択させればよいかな。
- rubyでP2Pライブラリってないのかな。
- 操作性を考えればWebだけでは限界があるので、SOAPインタフェースを準備しておいて好きなクライアントソフトが作れる用にしておいた方がよい。
_ 既存のP2Pスケジューラ
調べてみたら、世の中にはすでにP2Pスケジューラがありました。- アリエル・エアワン(商用)
- Groove Virtual Office(商用)
2004-12-12
_ スケジュールの重ね合わせ
グループのスケジュールをどのようにデータとして持ち、表現するのが一番使いやすいのでしょうか。既存のグループウエア(サイボウズ、Microsoft Exchange)では以下のような扱いになっていることが多いです。
- 各個人ごとに「スケジュール領域」がある。
- スケジュールオブジェクトには、内容・時間・参加者を記録する。
- 各個人のスケジュール領域には自分が関わっているスケジュールを表示する。
- グループのビューがあり、グループに参加している人の個人スケジュール領域を一覧形式で表示する。
- グループを擬似的な人間として登録する。
- グループに関係があるスケジュールを登録するときは、参加者に「擬似的な人間として登録したグループ」も加える。
「私たちは昔から日常を複数の組織やグループにまたがって属しながら生活しています」「個人が、自分の所属する複数のグループのスケジュールを横断的にみることができる」という考えは、実にまっとうです。
このページからリンクがあるのですが、iCalenderをRDF化したフォーマットRDFカレンダー:イベント情報の公開と活用は実現すると便利そうです。RDF/RSSは最近のWeblogブームでメジャーになったので、受け入れやすいのではないかと思います。
「スケジュールの重ね合わせ」が表現できるスケジューラ、つくってみない? > tach氏
2004-12-14
_ 重ね合わせできるスケジューラの実装を考えてみた
ScheduleLayerの石原さんのBlogで反応がありました。実装は結構簡単にできると思いますよ。ただ、肝である重ね合わせを有効に活用するには、ある程度広まって使う人がいないと意味がないので、作ることより広める方が大変ではないかと思います。1人でスケジュール書くだけだったら普通のスケジューラと何も変わらないですからね。
なんだか石原さんは資金集めとか大がかりなことを書いてますが、まずはアイデアが本当によいものかどうかを確認するためのプロトタイプ(作ったプログラムはそのうち捨てる)から初めてはいかがでしょうか。私はプログラムかけるので手伝えますよ。やるなら当然オープンソースで。
こうやって書きながら考えているのですが、他人orグループのスケジュールを取り込むことは気兼ねなくできても、自分のスケジュールの公開は抵抗感が強いです。グループ→個人への情報の動きはスムーズでも、個人→グループは動きが悪くて、結局普通のメールと電話で調整して結果だけ記入、という落ちになる気が少しします。2004-12-31
_ スケジュールの分類はプロジェクト管理ツールにおけるタスク項目を使う
前回の日記で、個人スケジュールを公開することに抵抗があるので「個人スケジュール→グループスケジュール」という情報の流れができないのではないか、と書きました。- スケジュールの項目ごとに
- 公開非公開対象の相手それぞれに対して
- 公開するしないを設定する
公開するのかしないのかを決定するのは、スケジュール項目個別に設定するというよりは、大まかに分類して分類ごとに設定することができる必要があります。スケジュールの分類がそのまま画面上で区別できるのであれば、間違えは少ないです。
スケジュールの分類とは何か、と考えると、タスク管理との連携が見えてきます。Microsoft Projectのようなプロジェクト管理の仕組みではプロジェクトをタスクの木構造に分解していき、タスク項目ごとに実施日を記述していきます。タスクを時間単位の細かいレベルに落としたものがスケジュールになります。
チームでプロジェクトを進める場合、おおまかなレベルの管理はリーダ相当の人が責任を持って行いますが、個人レベルの実作業まで細かく管理することはまずなく、個々人の判断に任されます。
そう考えると、「プロジェクト管理ツール→(タスク項目)→個人のスケジュールにおける分類」という情報の流れが見えます。Microsoft Projectのファイルを個人のスケジュールに重ねて、タスク項目を分類として使って個人スケジュールを作成する、という方法が考えられます。スケジュールのアクセスコントロールは、取り込み元のプロジェクトに対して公開することになるのが普通でしょうね。
_ 個人スケジュールをTrackBack類似の仕組みで公開する
スケジュールを公開するためにRSS的なPullの方法を使うのであれば、通常Webサーバ上に配置してアクセスを受けられるようにしておきます。グループであればXOOPSのように所属するメンバを登録してアクセスコントロールすることは普通にやっていますが、個人の日記またはWeblogではグループに対してIDとパスワードを発行してアクセスコントロールすることは(可能ですが管理の手間を考えると)考えにくいです。完全公開か、完全非公開のどちらかが管理が簡単ですが、スケジュールでは完全非公開でしょう。WeblogではTracBackでPushする仕組みが普及しています。この方法を個人→グループへのスケジュール公開に使えないでしょうか。
- グループのスケジュールサーバ上でグループのプロジェクト情報をグループメンバに公開する
- メンバがグループのプロジェクト情報を取り込み、タスク項目をスケジュールの分類に使用してスケジュールを作成する
- メンバ個々のスケジュール項目でグループに対して公開したい場合、公開したい部分のみTracBack的な方法でグループにPushする